ハンドメイドで漆塗りの家具と器

ラジ日記1

 僕はラジ、雑種の(近頃はミックスというらしいけどね)3歳の雄犬です。みんなは僕を見ておもしろい顔といいます。

 飼い主の夫婦は、木工と漆の工芸作品を今も昔もコツコツと二人で作り続けています。
四国の山の中で。

 去年の暮れに松山三越の美術画廊で6回目の個展を終えて今年は六月に西条のギャラリーかわにしでの個展だそうです。
ヒトのお父さんが木材の加工をしてヒトのお母さんがそれに漆を塗るというスタイルで、もう30年も続いているそうです。

 ぼくは二人の仕事場で飼われていて、玄関をはさんで反対側の住居部分には3匹の猫がいます。昼間の仕事中は、ぼくが二人の間を訪れて仕事をちゃんとやっているか、監督しているんだけど。それぞれの仕事場はお父さんの方はほこりが出て、お母さんの方はほこり厳禁なので離れているんです。
忙しい時はお昼ごはんにしか、顔を合わさない事もあるのですよ。だから二人をつなぐ僕の存在は重要、なんです。

 ぼくの目から見た二人の暮らしぶりをこれからお話していこうと思います。

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